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ハードウェア・セキュリティソリューション

フロアをまたいでも途切れないWi-Fi環境を実現!業務効率を劇的改善したネットワーク刷新の取り組み

目次

  1. オフィス内のネットワーク課題とは
  2. 解決に向けたソリューション選定
  3. 「AT-TQ6702 GEN2」による構成と導入内容
  4. 効果と業務改善の実感(高速ローミングの仕組みと体感)
  5. 担当者の声と今後の展望
  6. まとめ:高速ローミングが業務の質を変える

はじめに

企業の業務効率化が求められる昨今、ネットワーク環境の最適化はもはや無視できない経営課題となっています。特にオフィスが複数フロアにまたがる企業にとって、「Wi-Fiが切れる」「通信が遅い」「再接続が面倒」といった問題は、生産性を大きく損なう原因となります。

今回ご紹介するのは、株式会社ボナファイド(従業員数約60名)が、アライドテレシスの最新無線アクセスポイント「AT-TQ6702 GEN2」を取り入れ、実際にこうした課題を解決し、快適な無線LAN環境と高速ローミングの実現に成功した導入事例です。

本記事では、導入前の課題、導入に至るプロセス、導入後の効果と所感について詳しくご紹介します。

1. オフィス内のネットワーク課題とは

当社は、自社ビル内に3フロアの業務エリアを有しており、フロアごとに個別のWi-Fiアクセスポイントを設置していました。一見、一般的な構成にも思えますが、次のような具体的な課題が浮き彫りになっていました。

  • フロア移動時にWi-Fiが途切れ、再接続が必要
  • 電波の強弱により通信が不安定になる
  • SSIDがフロアごとに異なり、都度選択し直す必要がある
  • 移動後にファイル共有やWeb会議にすぐ参加できない

会議室に移動した際に接続が切れてしまい、再接続に時間がかかるため、打ち合わせ開始に間に合わないといった声も多数挙がっていました。この状況は、ビジネススピードに直結する重大なボトルネックとなっていたのです。

2. 解決に向けたソリューション選定

課題解決のためには、以下の要件を満たす無線LAN環境が求められていました。

  • フロアをまたいでもシームレスに接続を維持
  • アクセスポイントを意識せず利用可能な統一SSIDの提供
  • 安定した高速通信が可能なハードウェア性能
  • 中堅規模のオフィスでもコストパフォーマンスに優れること

検討の結果、選ばれたのがアライドテレシスのAT-TQ6702 GEN2でした。Wi-Fi 6に対応し、ローミング性能に優れ、業務用にも適した高信頼モデルで、必要なスペックをすべて満たしていたからです。

3. 「AT-TQ6702 GEN2」による構成と導入内容

導入にあたっては、以下のような構成でアクセスポイントが設置されました。

  • 1階:1台設置(管理部門・コールセンターエリア)
  • 2階:2台設置(外勤部門を中心としたメインエリア)
  • 3階:2台設置(会議室・役員エリア)

これにより、ビル全体を高品質なWi-Fiで均一にカバーできる環境が実現しました。さらに、アクセスポイントを単に追加するだけでなく、SSIDを全フロア共通に統一することで、ユーザーがどのフロアに移動しても、自動的に最適なアクセスポイントに接続される設計としました。

以前は、フロアごとに異なるSSIDを使用していたため、端末ごとに都度接続先を切り替える必要があり、ユーザーにとって大きな負担となっていました。今回の構成により、Wi-Fiの接続先を意識せずに快適なネットワークを利用できる環境が整ったのです。

また、初期導入の煩雑さを最小限に抑え、短期間で安定稼働を実現できたことも大きなポイントとなりました。

4. 効果と業務改善の実感(高速ローミングの仕組みと体感)

導入後の最も大きな変化は、ユーザーがネットワーク接続を意識する必要がなくなったことです。
たとえば:

  • フロアを移動しても接続が切れることがない
  • SSIDが統一されたことで、再接続不要
  • 社内会議にギリギリで参加しても、すぐに必要な資料やシステムにアクセス可能
  • Web会議やクラウド業務も遅延なく実行可能

特に、AT-TQ6702 GEN2が持つ「高速ローミング機能」の効果は絶大でした。

■ 高速ローミングとは?
高速ローミングとは、ユーザーが移動した際に、最適なアクセスポイント(AP)へ瞬時に切り替える技術のことです。通常のWi-Fiでは、AP間の切り替えに数秒のラグが発生し、通信が一時的に切断されることがあります。高速ローミングでは、この切断時間がほとんどなくなり、動画視聴やWeb会議、クラウドアプリ使用中でもシームレスな接続が持続します。
特にオフィスのようにフロアを移動する機会が多い環境では、業務の中断が一切なくなることが、仕事の質とスピードに直結します。

5. 現場スタッフの反応と今後の展望

現場スタッフは次のように語っています。

「これまで、Wi-Fiの接続を意識しないと動けない場面が多々あり、ちょっとした移動でもストレスを感じていました。導入後は、ネットワーク切り替えの手間がゼロになり、自然と業務に集中できるようになりました。特に急ぎの会議や来客対応時に、すぐに資料を表示できるようになったのは非常に大きな変化です。」

また今後は、会議室や共用スペースの通信混雑を可視化し、よりスマートなWi-Fi運用を実現するために、トラフィック監視や負荷分散の強化も視野に入れているとのこと。無線LAN環境の「その先」を見据えた最適化が始まっています。

6. まとめ:高速ローミングが業務の質を変える

今回の導入事例は、「安定したWi-Fi環境」が単なる利便性の向上だけでなく、業務の生産性やスピードにも大きく寄与することを示しています。

特に、複数フロアにまたがるオフィスでは、高速ローミングと統一SSIDの組み合わせによって、「Wi-Fiが途切れる」「つなぎ直す」などの課題を根本的に解消でき、ユーザーのストレスを取り除くことが可能になります。

「ネットワークが原因で会議に遅れる」「移動のたびに再接続」──こうした課題を抱える企業にとって、アライドテレシス「AT-TQ6702 GEN2」は、今すぐ導入を検討すべき有力な選択肢です。

導入担当エンジニアの声 (入社2年目)

電波の届き方は壁の素材やフロア構造によって大きく変わることを実感し、デモ機を使って最適なアクセスポイントの配置を行いました。初めての設定作業も多く、緊張感のある導入でしたが、特に気を配ったのは切り替えのタイミング。業務を止めないよう、旧環境との並行稼働や一斉切り替えのバランスに細心の注意を払いました。「つながりやすくなった」と現場から声をもらえたときは本当にうれしかったです。今後はセキュリティ面の見直しにも取り組み、さらに安心・快適なネットワークを目指していきます。同じお悩みをお持ちの方は、ぜひご相談ください。

▶︎ 製品紹介ページ:アライドテレシス AT-TQ6702 GEN2 製品ページ

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納品実績の記載内容はのものです。

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