社内報や案内資料など、企業の日常業務において「印刷」は欠かせない存在です。しかし、複合機や旧式のプリンターを使い続けることで、印刷スピードの遅さ、印刷品質の低下、頻発する紙詰まりといったトラブルが業務の妨げになるケースも少なくありません。

今回ご紹介するのは、埼玉県に本社を構える物流業（従業員規模：約600名）の企業様が抱えていた印刷に関する課題を、業務用カラープリンターの導入によって解決した事例です。

この企業では、毎月200～300部の社内報を社内で印刷していました。使用していたのは一般的な複合機。しかし、そのたびに発生する紙詰まり、色味のばらつき、印刷スピードの遅さが社内での不満を招いていました。

特に、「紙が詰まって印刷が止まる」「カラー印刷なのにくすんで見える」「用紙の種類を変えるとさらに不安定になる」といった声が多く、担当者は印刷業務に相当なストレスを感じていたそうです。そうした中で、「専用プリンターで業務改善できないか」とのご相談をいただきました。

そこでご提案したのが、キヤノン imagePRESS C265。業務用途向けの高性能カラープリンターです。

この製品は、次のような特長があります。

• ・高精細なカラー表現：社内報の写真やグラフ、ロゴなどが鮮やかに再現できる
• ・多彩な用紙対応：コート紙や厚紙など幅広い紙種に対応し、用途が広がる
• ・安定した給紙性能：紙詰まりが非常に少なく、印刷が止まるストレスがない

このような性能により、単なる業務改善ではなく、「見栄えのする印刷物づくり」が可能になります。

導入後、印刷品質の向上はすぐに実感されました。担当者の方からは「文字がくっきり見える」「写真もきれい」「印刷スピードも早くなった」と好評価をいただきました。

さらに嬉しい出来事として、完成した社内報を見た社長様から「今月の社内報はずいぶんきれいになったね」と直接お褒めの言葉があったとのこと。現場の努力がトップに伝わる成果となりました。

また、印刷作業中の紙詰まりがほとんど起こらなくなり、印刷のたびに複合機の前で立ち往生していた時間がゼロに。業務効率の向上という点でも、大きな成果が得られています。

今回の導入が成功した最大の要因は、単なるプリンターの増設提案ではなく、業務の流れや目的に応じたトータル提案を行った点です。

たとえば、社内報はWordで制作されていたため、よりデザイン性の高いツールであるCANVAやポスターアーティストの利用を提案。これにより印刷物の完成度がさらに高まり、広報ツールとしての社内報の価値も向上しました。

また、後処理加工（ホチキス止め、折加工など）まで視野に入れた提案も行い、将来的な活用範囲が広がると評価いただきました。

この事例は、印刷の「きれい・速い・止まらない」を実現しただけでなく、業務改善の先にある「情報発信力の向上」にまでつながった事例です。

印刷の現場に課題を感じている企業様にとって、imagePRESS C265のような業務用プリンターは、単なる出力機ではなく「業務品質そのものを高めるツール」になり得ます。